発振器+アンプ さまざまな振動実験や交流実験、ストロボなどに使える発振器を作ります。 よく高校にある低周波発振器は図1のような大きなもので、これにアンプをつなげて使います。しかしこれは重くて取り回しが悪いし、結構いい値段がします。そこでなるべく安く、使いやすいものを作りたいと思います。 図1 低周波発振器 低周波発信機の代わりにファンクションジェネレーター(図2)を使い、アンプは秋月電子の10Wモノラルパワーアンプキット(図3)を使います。 図2 ファンクションジェネレーター + 図3 アンプ 材料 ファンクションジェネレーター(秋月電子miniDDS) パワーアンプ(秋月電子 10Wモノラルパワーアンプキット) プラスチックケース(タカチ) ピンジャック×3 DCジャック トグルスイッチ スイッチランプ ピン端子ケーブル BNC-RCA変換器 AC-DCアダプター(15V 1.2A)×2 製作方法 プラスチックケースに穴を開け、各端子を固定し、端子、アンプ、導線をはんだ付けします(図4)。アンプはケース内部に固定し、ファンクションジェネレーターはケース外側に固定します(図5)。 だいぶいい加減な配線ですので、もっと無駄なくできると思います。また本当はヒューズを入れたほうがいいですね。 A…ピンジャック(外部出力) B…ピンジャック(ジェネレーター→アンプ) C,D…DCジャック(アダプタ入力) E…ピンジャック(外部出力) F…スイッチランプ G…アンプ用スイッチ 図4 ケース内部 図5 ケース外部 使い方 ①周波数(0Hz~200kHz) ②波形(sin波、三角波など) ③電圧振幅(0V~5V) ④オフセット電圧 アンプを使っているので実際には画面の10倍程度の電圧になります。 図6 ファンクションジェネレーター画面 ○この装置を使う実験 ・振動関係 弦の定常波、ばねの定常波、クントの実験、水波投影機、音波に関する各種実験、ボーアの水素原子モデル ・交流関係 交流による光源の点滅、リアクタンス、LC共振回路 ・ストロボ関係 止まって見える水滴、水波投影機 B! LINEへ送る