消える透明ボール 消臭剤や植物用に売られている透明なボール(図1)に水を注ぐとあら不思議!すっかり消えてしまいます。(図2) ボールが見えないのは、ボールの表面で光が反射していないからです。水を注ぐことでボールが光を反射しなくなった、というわけです。 ではなぜ水を注ぐとボールは光を反射しなくなるのでしょうか。その理由は、水とボールの屈折率がほぼ同じだから、ということになります。屈折率が同じものは、光にとっては「同じもの」だから、光は水とボールの境界で反射されずに通過してしまうのです。 図1 透明ボール 水を注ぐ → 図2 透明ボール+水 ボールはほぼ水でできているため、屈折率が水とほぼ同じなのだと思います。ボールを乾燥させたものが図3です。ボールがほぼ水であることが分かると思います。 図3 乾燥前(左)と乾燥後(右) 動画はこちら B! LINEへ送る