0~100V変圧器 変圧器を製作します。 よく使われるスライダック(図1)は重くて持ち運びが大変で、また端子どうしが近くて扱いづらいと感じていました。私の場合うっかりショートさせてしまいそうで怖いです。 そこで、秋月電子のトライアック万能調光器セットを使って扱いやすい変圧器を作りたいと思います。 図1 スライダック 材料 トライアック万能調光器セット(秋月電子) 放熱板 ヒューズ、ヒューズケース ボリューム用つまみ スイッチ付き電源タップ×2 延長コード 導線 電球ソケット(E12) トグルスイッチ プラスチックケース ビスナット ※スイッチ付き電源タップは100円ショップで売ってることがあります。素晴らしいです。 これら以外に、放熱板固定に適当な木片、電源プラグ固定に適当なアクリル板を使いました。 製作 プラスチックケースに穴を開け、図2のように各部品を固定、配線します。 ①電源入力 右端の電源プラグから100V家庭電源を入力します。この電源プラグは100円ショップの延長コードです。 ②制御部分 トライアック万能調光器セットで0Vから100Vまで連続的にコントロールします。トライアックの放熱板はこんなに大きくなくてもいい気がします。 ③出力 スイッチ付き電源タップ2個から出力します。スイッチが付いているので便利です。しかも100円だし最高です。 1つのタップにつき3つコンセントがついているので、6か所に出力できます。こんなに使わない気もするけど念のためってことで。 ④出力(電球) わけあって電球にも出力することにしました。小型のE12ソケットです。 ※そのわけとは次のようなことです。 電極を入れた水槽に指を入れる実験の電源として使った際に、なぜか電圧をコントロールできず、常に5V程度の電圧しか出力されませんでした。そこで電球を並列につないだところ電圧をコントロールできるようになったので、装置に組み込むことにしました。 図2 変圧器内部 完成 図3のように完成しました。これでいろいろなものが変圧できます。 用途 ・電球の明るさを調節 ・ドリルなどモーターを使う道具の回転数をコントロール ・ドライヤーなど電熱線を使う道具の温度をコントロール ・いろいろな実験で使う。 図3 変圧器 外部 変換ソケット(図4)を使えば100V電球を調光することもできます(図5)。 図4 100V電球+変換ソケット 図5 変圧器+100V電球 B! LINEへ送る